イングリッシュペアーが苦手な人へ|香水迷子から抜け出す“選び方の本音”

「イングリッシュペアーが苦手な人へ|“香水迷子”から抜け出す選び方を解説する記事のアイキャッチ画像。白を基調とした写真広告風デザインに、香水ボトルと柔らかい光が映し出されている。」 シーン別おすすめ香り

「人気No.1って聞いて買ったのに、なんか違う…」
「“いい匂い”って言われているのに、自分は具合が悪くなるほど苦手…」

──もし、そんな経験があるなら、この記事はきっとあなたのためのものです。

香水って、“みんなが好きな香り”と“自分が好きな香り”が必ずしも一致しません。
私自身、人気ランキングの常連である香水を試しては「うっ…」と感じて、ちょっと落ち込んだことがあります。

でも今は思います。
「苦手」という感覚こそ、自分に合う香りを見つける第一歩なんです。

ここでは、私が実際に使って「具合が悪くなるほど苦手だった香水」も含めて本音レビューしながら、なぜそう感じたのか、そしてどうやって“香水迷子”から抜け出したかを共有します。


① 「人気香水が苦手」っておかしい?

結論から言うと、全然おかしくありません
香水は「匂いの好み」という超パーソナルな世界。
トップセラーであっても、生理的に合わない人が一定数いるのは当たり前です。

たとえば「Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)」や「Maison Margiela Replica(メゾン マルジェラ レプリカ)」などは“万人ウケ”として有名ですが、私にとっては“万人ウケ=自分ウケ”ではありませんでした。

むしろ、「合わない」とわかったこと自体が大きな一歩です。
なぜなら、自分の嗅覚が本能的に「違う」と教えてくれているからです。


② 私が“万人ウケ”香水で具合が悪くなった話

香水を選ぶとき、SNSや口コミで「これが最高!」「モテ香水!」と書かれていると、つい手に取りたくなりますよね。
私もその一人でした。ですが、現実はまったく違いました。

つけた瞬間、頭がクラクラして気分が悪くなる。
まるで薬品のような匂いが鼻の奥に刺さって、吐き気すら覚える。
「これが人気って…本当に?」とショックを受けたのを今でも覚えています。

特に以下の3つは、香りを嗅いだ瞬間から体が拒否反応を示しました:

  • Jo Malone「English Pear & Freesia(イングリッシュペアー&フリージア)」
  • Maison Margiela「Lazy Sunday Morning」
  • SHIRO「ホワイトリリー」(※最初は好きだったのに、今は化粧品っぽく感じる)

もちろん、これらが「悪い香り」ではありません。
“私の嗅覚に合わなかった”というだけのことなんです。


③ 本音レビュー|4つの人気香水を正直に語る

🌿 SHIRO「ホワイトリリー」

最初は大好きでした。
清潔感があって、お風呂上がりのようなふんわり感。
でも使い続けるうちに、化粧品っぽい香りが鼻について、今は手に取らなくなりました。

ただ、ボディローションの方はいまだに使うと心地いいので、香水ではなく“ふんわり残る保湿系”としてならアリです。


🍐 Jo Malone「English Pear & Freesia」

「これぞ万人ウケ!」と名高い香水。
ですが私にとっては、トップノートから強すぎて鼻にツンとくる。
時間が経つと落ち着くものの、“最初のインパクト”がどうしても苦手です。

香りが軽やかで清潔感がある分、「奥行きが足りない」と感じる人もいるかもしれません。


☁️ Maison Margiela「Lazy Sunday Morning」

名前のとおり“日曜日の朝”のような柔らかさ。
けれど私には、薬品っぽくて体が拒否反応。
頭痛がするレベルで、つけた瞬間から気分が悪くなります。

これは「アルデヒド系(人工的な華やかさ)」が原因かもしれません。
この系統の香りが苦手な人は、他の香水でも同じ反応が出やすいです。


🌸 Diptyque「Do Son」

ここまで「苦手」ばかり語ってきましたが、これは別格で大好きです。
チュベローズの透明感、花の自然な甘さ…まさに“呼吸が深くなる”香り。

「Do Son」は、万人ウケ香水が合わなかった私でも、心地よくまとえる数少ない一本です。
同じフローラル系でも、自然な香り方か人工的かで、ここまで印象が違うのです。

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④ 苦手な香りの共通点と原因

私が苦手だと感じた香水には、いくつか共通点がありました:

  • アルデヒド系:化粧品っぽさ・薬品感が強い
  • トップノートが強烈:つけた直後に刺激がくる
  • 人工的な華やかさ:自然というより「作られた匂い」

🌫️ アルデヒド系とは?&代表的な香水リスト

「アルデヒド系」というのは、香水の世界では**“人工的に華やかさを出す成分”**として使われることが多く、特徴はこんな感じです:

  • ✨ シャープでパッと広がる“きらめき”のある香り
  • 🧴 石けんっぽい・化粧品っぽい・鼻にツンと刺さる印象
  • 🌬️ 香りの立ち上がりが早く、トップノートで強く感じやすい
  • 🤯 人によっては「頭が痛くなる」「薬品っぽく感じる」

🔬 代表的な「アルデヒド系香水」リスト(苦手な人は要注意)

香水名ブランド特徴
CHANEL No.5CHANEL世界で最も有名なアルデヒド系。石けん感+花の華やかさ
No.22CHANELよりクラシックでパウダリー感強め
ArpègeLANVINレトロな化粧品っぽさが強い
White LinenESTÉE LAUDER清潔感あるがアルデヒド強め
Aldehyde 44LE LABO近代的なアルデヒド香水。香り立ちが非常に強い
L’Air du TempsNINA RICCIフローラル×アルデヒドの代表格
Lazy Sunday MorningMaison Margielaソープ感・パウダリー感が強く出る
English Pear & FreesiaJo Malone London比較的ライトだが、アルデヒド系が苦手な人はトップで違和感を感じやすい

🌿 「アルデヒド系香水」が苦手な人の“好きな香りの傾向”

✅ 好きな香りの特徴:

香水香りの系統特徴・共通点
Jo Malone「Wood Sage & Sea Salt」アロマティック・ウッディ自然系・海風・爽やか・ミネラル感
Jo Malone「Peony & Blush Suede」フローラル・フルーティ華やかだけど軽く、甘すぎない
Diptyque「Do Son」ホワイトフローラル自然な花の透明感、空気のような軽さ
Carolina Herrera「212」フローラル・グリーン・ムスククリーンで都会的、ナチュラルな甘さ
Jo Malone「Blackberry & Bay」グリーン・フルーティ自然な果実と草の香り、落ち着きのある甘酸っぱさ

🪄 共通点まとめ:

  • 「自然っぽさ」「透明感」「軽さ」「ナチュラルな甘さ」に惹かれている
  • アルデヒドの“人工的な華やかさ”ではなく、“風・空気・果実・草木”のような自然の香りが好き
  • トップが強烈な香水よりも、時間とともにゆるやかに変化していく香りを好む

⑤ 香水迷子から抜け出す“選び方”

人気ランキングや口コミは、あくまで“他人の評価”です。
大切なのは、自分の感覚を信じること。

  • 「ちょっと違う」と感じたら、我慢して使わない
  • 店頭で必ず“肌につけて”から判断する
  • 時間をおいて“残り香”までチェックする

そして、「嫌い」も立派なデータです。
苦手な系統を知ることで、次に選ぶときのミスがぐっと減ります。


⑥ まとめ:「苦手」は“好き”を見つける第一歩

香水って、自分の感性がすべてです。
人気でも、有名でも、自分の心と体が喜ばなければ意味がありません。

「苦手」は、恥ずかしいことでも劣っていることでもありません。
むしろ、「自分の好き」を見つけるための最高のヒントです。

次に香水を選ぶときは、
「他人が良いと言うから」ではなく、**“自分が気持ちいい”**を基準にしてみてください。

そして、もし「Do Son」のように本当に心から好きだと思える香りに出会えたら──
それが、あなたにとっての**“運命の一本”**です。


✅ ポイントまとめ

  • 人気香水が苦手でもおかしくない
  • 「アルデヒド系」が合わない人は意外と多い
  • 「苦手」は、好きな香りに出会うための“第一歩”

📌 最後にひとこと
香水は「匂いのファッション」。
誰かの“似合う”が、あなたの“似合う”とは限りません。

自分の嗅覚を信じて、「好きな香り」を探す旅を楽しみましょう。



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